人を動かす のまとめ
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- 作者: デールカーネギー,Dale Carnegie,山口博
- 出版社/メーカー: 創元社
- 発売日: 1999/10/31
- メディア: 単行本
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概要
自己啓発本の原点
人を動かすための普遍の原則
内容
■人を動かす秘訣
・人を動かす唯一の方法は、相手の欲しがっているものを与えること
■人は何を欲しがっているか
1. 健康と長寿
2. 食物
3. 睡眠
4. 金銭および金銭で買えるもの
5. 来世の生命
6. 性欲の満足
7. 子孫の繁栄
8. 自己の重要感(他人に認められること)
・この仲でも「自己の重要感」はめったに満たされなくて、もっとも強く渇望する気持ち
■「自己の重要感」を与えるには
・心から褒めること
・非難は絶対しない
・どんな人でも小言を言われるより、褒められるほうが仕事に熱がこもり質が上がる
■お世辞との違い
・お世辞:真実ではない、口から出る、利己的、嫌われる
・褒める:真実、心から出る、没我的、喜ばれる
・お世辞は利益ではなく害をもたらす
■強い欲求を起こさせる
・相手の心のなかに強い欲求を起こさせることが大事
・これをやれる人は万人の支持を得ることに成功する
・これをやれない人はひとりの支持者を得ることにも失敗する
・他人の立場から物事を見ることができる能力が必要
■人を動かす三原則
1. 盗人にも五分の理を認める … 絶対に避難しない
2. 重要感を持たせる … 心から褒める
3. 人の立場に身を置く … 人の欲しがっているものを見極める
例
■自分の息子にタバコを吸わせたくないと思った時
×:説教
×:自分の希望を述べる
○:百メートル走に勝ちたくても勝てないということを説明する
■偏食で体がやせている息子に何でも食べさせたいと思った時
→息子が望んでいることを考える
→いつもいじめられているガキ大将をいつかやっつけたい
→何でも食べるとガキ大将より強くなれることを説明する
感想
シンプルで王道的な内容です。
1937年発売なので約70年前に書かれている本ですが、現在はもちろん、今後もずっと使える普遍的な内容が書かれていると思います。
あとマズローの欲求段階説を合わせて見ると、より理解が深まると思います。