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池上彰と考える、仏教って何ですか?のまとめ

池上彰と考える、仏教って何ですか?のまとめ | ブクペ

池上彰と考える、仏教って何ですか?

池上彰と考える、仏教って何ですか?

概要

身近だけど以外に知らない
仏教にまつわる疑問、基礎知識について池上 彰がわかりやすく解説
 

仏教とは

・仏教とは仏(ブッダ)の教え
・紀元前5世紀頃、古代インドで生まれた
世界三大宗教のひとつ
・創造主というものはいない
 

ブッダの教え

■重要キーワード
・一切皆苦(いっさいかいく)  ・・・ この世は苦しいことだらけ
・諸行無常(しょぎょうむじょう)・・・ すべてのものは不確かで変化するもの
・諸法無我(しょほうむが)   ・・・ 私というものに実体はない
・輪廻転生(りんねてんせい)  ・・・ 人は死んでも何か別の生物に生まれ変わる
涅槃寂静ねはんじゃくじょう)・・・ 苦しみを完全に抜け出した状態

■目標
・苦しみを完全に抜け出した状態(涅槃寂静)を目指すこと

■現状
・この世は苦しいことだらけ(一切皆苦

■原因
・苦しみの原因は煩悩
・煩悩の中でも人間の持つ根源的なものが三毒
 1.貪り … もっと欲しいと欲張る心
 2.怒り … 怒ること
 3.愚か … 諸行無常や諸法無我という真理を知らないこと

■対策
・すべてのものは不確かで変化するもの(諸行無常
・私というものも不確かで変化するもの
・だから私という実体はない(諸法無我
・と考えることで煩悩を遠ざける

■結果
・煩悩のない穏やかな心を手に入れる
・苦しみに満ちたこの世に輪廻して戻ってこない(not 輪廻転生
・苦しみを完全に抜け出した悟りの状態に至る(涅槃寂静
 

仏教の変化

■大乗仏教
・ブッダが亡くなった後、大衆化した仏教
・最も大切にするものは「利他
・「利他」とは、自分のことはさておいて他の人が幸せになれるよう行動する姿勢
・利他の行いをしている人を「菩薩」と呼ぶ
・般若心経は、大乗仏教の経典
 

日本の仏教

■仏教の定着
・日本に仏教を定着させたのは聖徳太子
・中央集権国家をつくるため最新の外来宗教である仏教を基盤とした
平安時代遣唐使として唐に渡った最澄・空海が帰国
最澄 … 比叡山延暦寺天台宗を開く
・空海 … 高野山金剛峰寺で真言宗を開く 

■鎌倉仏教
平安時代から鎌倉時代にかけて比叡山は多くの名僧を排出
・法然 … 浄土宗 「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで極楽浄土へ行ける
親鸞 … 浄土真宗 ただ阿弥陀如来を信じるだけで極楽浄土へ行ける
・栄西 … 臨済宗 座禅を重んじる
・道元 … 曹洞宗 座禅を重んじる 
日蓮 … 日蓮宗 「南無妙法蓮華経」と唱える
・「南無阿弥陀仏」は「阿弥陀様を心から信じています」という意味
・浄土真宗が日本で最も信者が多く、1200万人を超える

■日本独自の文化
・葬式や供養などの「」担当
・すべての家がいずれかのお寺に属する檀家制度(江戸時代に幕府が義務付けた制度
・僧侶の妻帯・世襲

■四十九日の意味
・人は亡くなると七日目に三途の川に到達し、その後七日ごとに裁判を受ける
・だから七日ごとに法事をし、よい裁きが得られるよう供養する
・ちなみに閻魔大王は五回目の裁判官
・七回目の四十九日は最後の裁判
・浄土に行けるか、輪廻するかこの日の裁判で決まる
・そのため四十九日の法要は盛大に行い、お経を読んで声援を送る
 

感想

 

今の仏教がオリジナルの仏教と全然違うのが驚きです。