ニートの歩き方のまとめ
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法のまとめ | ブクペ
ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
- 作者: pha
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2012/08/03
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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概要
人はなぜ働くのか?
ニートの生き方、考え方
ニートの日常
■僕がニートになったわけ
・毎日同じ時間に起きて同じ場所に行くというのが嫌い
・定年退職まで会社員をするのが気が狂いそうだった
・仕事を辞めてなんとかなると思ったのがTwitterとプログラミングとの出会い
■ネットで得られる3つのもの
1.人とのつながり … Twitterやブログがあれば他人とつながれる
2.暇つぶし … ブログやWebサービスを作ったりすれば10年は遊べる
3.最低限のお金 … ネット経由の収入は月7〜8万円
■ネットの恵みで生きる
・主な収入源はアフェリエイト
・ブックオフで買ってきた本をネットで売る「せどり」
・その他雑誌に文章を書いたり、取材を受けたり、単発のバイトをしたり
・年収は約80万円
・普段からお金は使わないのでなんとかやっていける
■シェアハウス
・ニートが集まるシェアハウスで共同生活
・今の日本ではニートが家を借りるのはハードルが高い
・初期費用が安い代わりに月々の家賃はワンルームよりも少し高い
・家電、家具は備え付けなので所有物を少なくできる
ニートの考え方
■30歳でたどり着いた考え方
・人はそれぞれ性質が違うし、向いている場所も違う
・世間の一般的とされているルールは多数派の人のルールにすぎない
・努力がたりないのではなく適正が違うということを考えるべき
・死なずに生きてて、たまに楽しいことがあればそれでいいじゃないか
■世間のルールに背を向ける
・向いていない土俵で戦っても負けるだけだ
・感覚的なものを信じよう
・30歳までは自分探しでいい
■時間をお金で買うのはやめよう
・会社に自分の時間を売ってお金を得ても、その得たお金でまた時間を買い戻しているだけ
ニートのこれから
■ニートは自己責任か?
・機会の平等はほとんどない(階級の再生産)
・昔は一億総中流時代、今は格差社会(昔の常識は頑張ればなんとかなる)
・自己責任とそれ以外の割合は50%50%ぐらい
■人間はなぜ働くのか?
・他人の役に立つため … そんな気持ちで働く人は少ない
・お金を稼ぐため … お金はあまり要らないから働きたくない
・能力を発揮するため … 労働じゃなくてもいい
・社会に貢献するため … 一人の人間がしたことは3年もしたら消える
・結局働くとは、人生というゲームの中にたくさんあるミニゲームの一つ
感想
気軽に読めますが、色々と考えさせられる一冊です。
著者は常識にとらわれずに自分に正直に生きている。
今の「個」の時代に合ったひとつの生き方だと思います。
また堀江貴文さんや家入一真さんの考え方とも共通点が多いと感じました。
今は一般的には非常識な考え方と思いますが、いくつかは将来の常識的な考え方になっているような気もします。