思考の整理学 のまとめ
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- 作者: 外山滋比古
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/04/24
- メディア: 文庫
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概要
創造的なアイデアの整理方法、育て方
内容
■重要ポイント
・アイデアを寝かせる(忘れる)ことが一番大事
・既に存在するものを結びつけることで新しいものが生まれる
・抽象化(メタ化)していくことが高度の思考
■忘れる方法
・睡眠(レム睡眠中に記憶の整理)
・やけ酒(効果はあるが体に悪い)
・他のことをする
・汗を流す
・散歩
■記録方法
1.考えが浮かんだら、とにかくメモ
2.寝かせておいて、しばらくしたら見返す
3.おもしろいと思うものは別のノートにうつす
4.さらに寝かせる
5.脈がありそうなものはメタノートにうつす
■良い考えが生まれやすい状況
・三上:馬上(通勤)、枕上(睡眠)、厠上(トイレ)
・三中:無我夢中、散歩中、入浴中
■考えをまとめるプロセス
・三多:
多くの本を読むこと
多く文を作ること
多く推敲すること
■効率
・1日中同じ問題を考えるのは効率がよくない
・休み休みの方が効率がよい
・参考は学校の時間割(一見脈絡のないことを次々やる)
■考えがまとまらない時
・とにかく書く
・人にしゃべる(批評があるとアイデアの芽がつぶれるので注意)
■その他
・朝飯前の時間はよく頭が働く時間
・テーマは一文で表現されるものではなくてはならない
・良い雰囲気でないと良いアイデアは出にくい(褒められることが重要)
・インブリーディング(同じ専門家同士)は知的創造には不利
・人間らしくあるためには創造性こそ最も大きなもの(記録、再生はパソコン)
感想
知的生産に携わる人であれば必読と思います。
メモやノートは今であればEvernoteがオススメです。