勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践のまとめ

http://bukupe.com/summary/5621

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践

概要

ビジネスに必要な考え方である「ビジネス思考力」を７つの力に分類して説明

ビジネス思考力

■ビジネス思考力とは
1.ビジネスの場を中心として
2.限られた情報と時間の中で
3.より適切な推論・判断を行い
4.より適切な行動を起こすことで
5.より高い付加価値を生み出す能力

■ブルーム博士の思考の6段階モデル
1,知識　…　暗記している
2.理解　…　内容の解釈ができる
3.応用　…　知識を別の状況に移すことができる
4.分析　…　部分を見つけたり、区分けできる
5.統合　…　部分を組み合わせて全体を作り出せる
6.評価　…　情報の価値、使いみちを判断できる
理解〜統合を経てはじめて自分の血となり肉となる

７つのフレームワーク力

■１つめの力　論理思考力（ロジカルシンキング）
論理思考とは、絞り込む思考
一見ランダムに見える事象の関係性を導き、将来を推察する
・MECEに分類する（モレなくダブりなく）
・ピラミッドストラクチャーで展開する（分析しやすくなる→仮説が立てやすい）
・すべての思考を仮説からスタートさせる

■２つめの力　水平思考力（ラテラルシンキング）
水平思考とは、広げる思考
直感、想像などから仮説をイメージする
・無意識に使っている前提を疑う（それってホントウ？）
・ものごとに対する新しい見方をしてみる（自分の考え方から離れる）
・一見別々のものを積極的に組み合わせてみる（SCAMPER）

■３つめの力　視覚化力
・画像を活用する（イラスト、グラフ）
・デザインの力と意味を身につける（アフォーダンス）
・画像と文字の情報を組み合わせ、相互の活性化につなげる（マインドマップ）

■４つめの力　数字力
・数字の意味を知る（数字は相対感で測るためのツール）
・数字に分解する（測定、管理するため）
・統計を読む（相関のあるものは原因がある）

■５つめの力　言語力
・多くの知識・説明を知る（より伝わりやすくするため）
・言葉に落とす習慣をつける（自分の中で積み重なる）
・比喩を意識する（相手の考えを膨らませる）

■６つめの力　知的体力
・体と頭の関係を理解する（思考は五感全体で行われる）
・健全な精神が健全な発想を生む（健全でないとバイアスがかかる）
・食べ物と知力の関係を理解する（アルコール、カフェイン、ニコチンを減らす）

■７つめの力　偶然力（セレンディピティ）
・偶然のチャンスを生かす（チャンスは十分に準備をしたなかではじめて出てくる）
・与えられた情報の中からつながりを見つける（ひらめきは長期記憶に対する外部からの刺激で起こる）
・失敗、批判を素直に吸収して、無理に格好をつけない（次につなげる）

感想

知的生産にかかわる仕事をする方は必読と思います。